大会概要
インターカレッジ・ネゴシエーション・コンペティションは、毎年1回、2日間にわたって行われる仲裁・交渉の大学対抗戦で、インビテーションベースで運営しています。1日目には模擬仲裁を、2日目には模擬交渉を行います。仲裁も交渉も、国際的なビジネスを題材とした問題であり、約2カ月かけて英文契約書を含む数十頁の問題に取り組みます。各大学は架空のネゴランド国のレッド社あるいはアービトリア国のブルー社のいずれかを担当します。大会には日本語の部と英語の部があり、英語の部では書面の作成から口頭でのやりとりまで、全て英語で行われます。
仲裁はUNIDROIT国際商事契約原則を準拠規範とするもので、参加者は弁護人団となって、仲裁人役の審査員を前に、説得力ある弁論を行います。大会の前には、準備書面や答弁書の提出も求められます。交渉では、レッド社とブルー社に共通の情報に加えて、レッド社、ブルー社の固有の事情等を記載した秘密の情報が配布されます。各メンバーには、副社長、取締役、部長等の役職が割り当てられ、役職に応じた役割を果たさなければなりません。
毎年、多くの実務家、裁判官、弁護士、研究者の方々に審査員をして頂いており、OB・OGの方々にも審査や運営を手伝って頂いています。こうした方々から学べることもコンペティションの魅力の1つです。
毎年のコンペティションの様子や審査員・教員・参加者の方々のコメントが法学教室3月号に紹介されているので、ぜひご覧ください。
開会式
会場の上智大学
対戦室
対戦の様子
対戦の様子
審査の様子
1日目夜に開催される懇親会
閉会式
住友杯と準優勝盾
INC運営委員会
- 太田 勝造 (明治大学教授/運営委員会委員長)
- 大西 楠・テア (東京大学准教授)
- 岡田 幸宏 (同志社大学教授)
- 小川 和茂 (公益財団法人日本スポーツ仲裁機構)
- 小野木 尚 (明治学院大学准教授)
- 齋藤 宙治 (東京大学准教授)
- 田村 陽子 (筑波大学教授)
- 長田 真里 (大阪大学教授)
- 野村 美明 (大阪大学特任教授)
- 平野 温郎
- ダニエル・H・フット (東京大学特任教授)
- 藤澤 尚江 (筑波大学准教授)
- 森下 哲朗 (上智大学教授)
- 森田 果 (東北大学教授)
個人情報保護規程・個人方法保護方針